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のどの違和感(長く続く)

のどの長引く違和感の症状には、さまざまなのもがあります。

違和感の原因は、炎症、デキモノ、嚥下障害、後鼻漏、喉の形の異常などさまざまです。

基本的な検査は、実際に口からのどの入り口を見る方法と、鼻から内視鏡で喉の奥を見る方法があります。

治療は、まず原因の治療を行い、効果がない場合には漢方などを使用します。

 

のどの違和感の症状

イガイガする、ヒリヒリする

のどが詰まった感じがする、異物や痰がある感じがする

飲み込みずらい

のどが詰まった感じがする

 

など同じ病気でもさまざまな症状として現れます。

喉の奥に病気がある場合があり、時に命に関わる病気の場合がありますので、当院では喉の内視鏡検査をお勧めしています。

 

ここでは長く続く喉の痛みの原因となる病気を説明します。(最近起こったばかりの、のどの違和感はのどの痛みのページをご覧ください)

 

のどの違和感の原因

長く続くのどの違和感を起こす病気には、大きく分けて

  • デキモノ(癌などの腫瘍)
  • のどの炎症(アレルギー性鼻炎、逆流性食道炎、リウマチ系の病気など)
  • 実際に異物があるもの(後鼻漏による痰、嚥下障害による食物遺残、骨の異常など)
  • 咽頭異常感症(明らかな病気は指摘できないが、のどの違和感が続く)

に分けられます。

 

①  のどの違和感を生じる喉のデキモノはある程度の大きさにならないと症状が出ることは少ないです。デキモノには良性の腫瘍から、悪性(ガン)までさまざまです。長い間タバコを吸っている方や、お酒を多く飲まれる方などはガンの発症のリスクが高いとされております。

②  アレルギー:アレルギーによって、喉の違和感を生じる方がいます。特定の場所(職場や倉庫など)に行くと喉の違和感が出るといった症状を訴えられる方は、喉のアレルギーを疑います。

逆流性食道炎:胃酸が逆流することで、のどの症状を訴えられる方がいらっしゃいます。

食事を食べる胸焼けがする、横になった後に喉の症状が出るなどの症状があります

割合は少ないですが、その他特殊な炎症(リウマチ系の疾患など)で喉の痛みが生じることがあります。

③慢性副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎による鼻漏が喉に周り後鼻漏の症状を訴えられる方、飲み込みの力が落ちることで、食事や唾液が喉に残ってしまっている方、喉や頭、脊椎の骨の形が変わっており、喉の症状となる方

④咽頭異常感症:明らかな病気は指摘できないが、のどの違和感がつづくことを言います。原因はさまざまで、加齢による粘膜の変化、嚥下機能の低下、タバコによる炎症、乾燥、心因性などさまざまです。

 

のどの違和感の病気

のどの違和感(長く続く)を起こす病気の中で代表的なものには以下のようなものが挙げられます。

詳しく知りたい方は、病気の名前をクリックして、専用ページに飛んでください。

 

① デキモノ

上・中・下咽頭がん

喉頭がん

振子様扁桃(扁桃の組織が有茎性に増大して動くことで、のどの違和感につながります)

喉頭蓋のうほう(通常は無症状ですが、のうほうが動く場合は症状が出ることがあります)

その他、咽喉等のデキモノとしては咽頭・喉頭乳頭腫、声帯ポリープ、喉頭肉芽種などがありますが、のどの痛みや違和感が出ることは少ないです。

②喉頭アレルギー

逆流性食道炎

特殊な炎症:ベーチェット病、シェーグレン症候群、IgG4関連疾患、天疱瘡、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)など

 

その他:

茎状突起過長症:頭蓋骨から出ている骨が長く、のどの違和感や痛みが起きる病気

フォレスター病:喉の後ろには背骨があり、その背骨が喉の方まで突出している病気

嚥下障害:加齢、神経疾患など

 

咽頭異常感症:明らかな病気は指摘できないが、慢性的に喉の違和感を感じてしまっている病気。

 

 

喉の検査

実際に見て観察する検査

・口からのどを見る検査

中咽頭の一部や扁桃(口蓋扁桃)を観察することができます。

 

・喉頭ファイバー(内視鏡検査)

喉は広く、口からだけでは観察できない場合があります。長く続く喉の違和感がある方は、のどにガンがある可能性があるため、この検査をお勧めいたします。

・組織検査

デキモノや特殊な炎症の場合、組織の一部を採取して、顕微鏡で確認することで診断をつけることができます。この検査が必要な場合は、大きな病院での治療が必要になる場合が多いので、検査をする前に大きな病院に紹介する場合が多いです。

 

・アレルギー検査

鼻兵の原因がアレルギーの場合、その原因を確認することができます。

通年性鼻炎:ハウスダスト、ダニ、ねこ、犬など

花粉症・季節性鼻炎:

春(スギ・ヒノキ)

夏から秋(イネ、ブタクサ、ヨモギなど)

 

・血液検査:特殊な炎症を調べる検査を行う場合があります。

 

・エコー、CT・MRIなどの画像検査:のどの空間と首の皮の間の組織にある病気について調べることができます。

 

のどの違和感の治療

①のどにデキモノがあり、治療を行うためには、基本的に大きい病院での手術が必要になります。

②喉頭アレルギーの場合はアレルギー薬、逆流性食道炎の場合には胃薬などを処方します。特殊な炎症の場合は、大きな病院に紹介します。

③後鼻漏が原因の場合はその治療を行います。

④のどの違和感を訴える方で咽頭異常感症と行って、喉に明らかな病気は認めないが、喉の違和感を訴える方がいます。原因はさまざまで、加齢による粘膜の変化、嚥下機能の低下、タバコによる炎症、乾燥、心因性などさまざまです。

原因がはっきりしない場合には、半夏厚朴湯といった漢方を使うことで、症状が改善する場合があります。

よくある質問

 

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