鼻の症状(鼻水、くしゃみ、鼻づまり・鼻炎など)
鼻は呼吸や嗅覚、声の共鳴に関わる大切な器官です。鼻に起こる症状には、副鼻腔炎、鼻炎、嗅覚障害などがあります。
おもな症状
鼻水がでる、鼻水に悪臭がある、鼻詰まりがひどい、鼻血が良くでる、いびきがひどい、鼻の奥が痛い、においを感じない、など。
鼻の病気
副鼻腔炎(蓄膿症)
副鼻腔とは、鼻と口とを繋ぐトンネルの部分です。そこに炎症が起きる病気が副鼻腔炎です。慢性の副鼻腔炎は、蓄膿症と呼ばれることもあります。
炎症により発生した膿が鼻腔から細い筒状のトンネル(自然孔)から排泄されずに溜まって慢性化します。
一般的な治療方法は投薬治療ですが、投薬治療で改善しない場合は手術になることもありますので、早期の診断が重要です。
鼻炎
鼻の粘膜に発生した、急性または慢性の炎症のことです。
鼻炎の原因は、感染、化学物質など様々ですが、特に、アレルギーによって発症した鼻炎を「アレルギー鼻炎」と言います。
放置すると慢性鼻炎や副鼻腔炎に移行することもありますので、長引く場合は、放置せずに、お早めに当院にご相談ください。
嗅覚障害
においの感覚に何らかの異常をきたす症状で「嗅覚異常」とも言われています。
嗅覚障害は風邪やインフルエンザなどの呼吸器系感染症や、花粉症など鼻炎・副鼻腔炎を原因として発生することがあります。嗅覚障害の治療は主に投薬による治療となります。
宮城県出身
耳鼻咽喉科・頭頸部外科専門医
東北大学、仙台市立病院、東北労災病院、東北公済病院、JCHO仙台病院、石巻赤十字病院など宮城県内の基幹病院に勤務
基幹病院では、幅広く一般耳鼻科の診療を行いながら、主に鼻科手術に加え、慢性副鼻腔炎へのデュピクセント、舌下免疫療法、睡眠時無呼吸症候群治療などの外来の立ち上げを行った。
積極的に補聴器診療も行い、多くの方の日々の聞こえの改善や難治性の耳鳴りの緩和に注力した。